安西くんを愛でる

安心して推せる推しの仕事について

Kステ大千秋楽を観ました。

遅くなりましたが、Kステ大千秋楽の感想を述べたいと思います。

大千秋楽はKステ初見の友達と行きました。
会場に着く前から「今日のわたしはトレブロギャンブラーになって大金をする」って宣言して鳴り物入りで会場入りしました。

安西くんに渡すプレゼントを受け付けてもらってその姿を写真におさめてもらいました…(照)

結局トレブロギャンブラーは1,000円すって安西くんを1枚だけゲットしました。他3公演でもトレブロ買ったのに全然安西くん出なかった…


そんな話は置いといて。

K大千秋楽開幕。
アナウンスはシロクロネコ。時間は少し押し気味で始まりました。
順調に始まってふと気付いた。

あれ、昨日はここでアンサンブルの金魚さんいたのに今日は安藤さん一人?

その時はそれぐらいしか思ってませんでした。

でも学園島に舞台が移ってデカ子と因幡のシーン。
デカ子が三科くんに告白するって言い出したから千秋楽だし、舞台進行的に菊理が出てこないアドリブだと思ってたけど、そっから全然菊理が出てこなくて。
なんか途中でネコが出てくるシーンもタイミングが遅かったり、おかしいなーってなって、気がつけば尊さんが脱走してた


そしたら急に音が止んで、末満氏登場。
不測の事態で舞台進行ができない状況に陥ったので、ここから15分の休憩に入ります、とだけ伝えられて15分の休憩。

そして結局20分休憩があって、また末満氏と中山氏が登場して、金魚さんが舞台に上がってお芝居が出来ないほどの体調不良だとお話されました。
それはわかったけど、じゃあ今日の大千秋楽はどうなるの??遠征してきた人は?中止→返金?それともリスケ??でもK終わったら安西くんだけじゃなく他のキャストだって次の仕事のお稽古も始まるし、リスケなんか簡単なもんじゃない。でも大千秋楽だし、今日観たい。

そんなことを考えてたら、末満さんが「菊理の代役は僕がやります。」と仰って土下座までされました。
キャストも全員出てきて、舞台の上で役ではなく役者として挨拶されました。

正直、それでいくんや。って思いました。
演出家、制作会社の会長、キャストが出てきてお涙頂戴状態で「続けさせてください。」と。
もちろんこんな不完全なKなんか見れるかいな!っていうお客さんには返金対応しますと。
僕の菊理でもいいと仰っていただけるなら、残って続きを見てくださいと。

さっき申し上げたとおり、女子高生役の代役を成人男性がするっていう判断をしたKのカンパニー。最悪の状況の中で下した決断。

わたしは間違ってなかったと思いました。
様々なことを考慮した結果がこれなら、わたしたちはそれについていくだけだなと思いました。
みんな悔しい思いは同じ。完全な舞台を届けることのできない役者とそれを観る観客。
Kステ初めて観る人もいたと思います。わたしの友達もそうでした。
後半出ずっぱりの大切な役が舞台上の代役なしでエアー。演技だけは袖から演出家が声を当てる。
観たことある人はここでシロが菊理の手を引いて逃げて…菊理がシロの首を絞めて…クロにお姫様抱っこされて…

初見の人には本当になにがなんだかわからなかったと思います。ただ役者の、演出家の、最後まで全力でKを届けるっていう思いだけはひしりしと伝わったと思います。

そして舞台も終盤。シロが覚醒してクロが白銀の王に仕えて、美咲と猿比古の戦いを阻止するシーン。
クロがガクッと膝から崩れ落ちる。
別のシーンでもバランスを崩して尻餅をついてから立ち上がれない。

ネコがシロの傘を見つけて、シロに届けると言って聞かないシーンでクロがネコに聞き分けろ!というシーン。
クロ役の荒牧くんの芝居が鬼気迫るものがあり、ああこれは荒牧くんもしんどい中全力で挑んでいるんだなあと思いました。

キャストパレードの最後で集合した後にみんなが前に立って挨拶するところで荒牧くんがまた立てなくて松田くんに手を引っ張って立たせてもらってました。
満身創痍のまま最後まで突っ走ったKステカンパニー。

無事にとは言い難いですが、なんとか終幕。
カテコでは荒牧くんの姿がありませんでした。
すると末満氏におんぶされて登場。
荒牧くんは若干の体調不良と言っていましたが、こけてから一人で立ち上がれなかったり、一言様のことわりの刀を杖にしないと立てなかったり、自力で歩くこともできなかったところを見ると、ちょっとの体調不良ではなかったことが安易に想像できます。

みんな全力でやりきったんだなあと思いました。だから荒牧くんも芝居が終わってから立てなかったんだと思います。クロとしてやりきった。そんな風に感じました。

これはただの舞台Kではなく、Kが大好きな人たちが作り上げた舞台Kなのだと思いました。
キャストパレードの大千秋楽バージョンでアンナが「絆の物語」と言った時、喉を詰まらせていたところを見ると、Kのお話の中だけじゃなく、自分たちのカンパニーの絆のことを考えていたのだと思いました。

キャストパレードのサービスは最高でした。
猿比古しか観てなかったですけど………でもばっちり尊さんを押し倒す室長は見ました。
本当にありがたい文化ですね。

安西くんのカテコの挨拶でも「猿比古と美咲のことを考える日々がとても楽しくて、もう終わってしまうと考えたら…」という発言に客席の腐女子どもがフフッ…と不気味な笑みをこぼすとすかさず安西くんが「ん??なに笑いだぁ?」と言ってくれて、あ…超萌える……ってなりました。
安西くんがそういう世界を知っている。と……本当にありがとうございます。

以上がわたしのKステ大千秋楽の感想でした。